時速5ミリメートル

アニメの感想を書いていきます。

俺物語 1話「俺のものがたり」 感想

なぜ、人の心というものは、自分の心でさえ、思い通りにならないのか?

 カードキャプターさくら、ガンスリンガーガール(一期)、ちはやふるなどで知られる浅香守生が監督のアニメ、俺物語。一話がすごく面白かったので感想を書いていきます。原作は未読。



あらすじ

 剛田猛男(ごうだたけお)は高校1年生。身長2m・体重120kg(いずれも推定)。 真っ直ぐで不器用で鈍感な猛男は、女子からはモテないけど、男子からは超モテモテ! 今まで好きになった子は、いつも幼馴染みで超イケメンの親友・砂川誠(すなかわまこと)の方を好きになってしまう。 ある朝、猛男と砂川は通学電車の中で、痴漢に遭っていた女子高生・大和凛子(やまとりんこ)を救う。大和に一目惚れした猛男だけど・・・。



というお話。
見た目がアレな主人公、剛田猛男

見た目がアレと言いましたけど、僕は思いましたよ。こんなイケメン見たことねぇ!!!!
記事冒頭の文も猛男のセリフです。
誰に対しても誠実で、頼れて、思いやりのある優しい男。いや漢。
好きな女がみんな親友の砂川の事を好きになってしまう。でも猛男はそんな環境にずっといるのに、卑屈さが無くて真直ぐな人間です。なかなかこうはなれませんよ。

砂川との友情の深さも感じました。そんなことで友達を嫌いになったりしない、みたいな。現実でこういうことがあった時ってどこか気まずさが残ったりする事もあるけど、そういうものはない様子。
ひとつだけ欠点を言うなら惚れやすいところ、なのかな。
それさえも僕は魅力に感じますけどね。
でもこの時期の男子高校生なんてこんなもんだよ。多分。



お次はイケメンの砂川

こいつも嫌みがなくて好きなんですよね~。このアニメの設定からして砂川にちょっと嫌な印象を持ちやすいような気もしますが、そういうものは感じませんでした。
ことこどく女の子をひどいセリフで振ってるけど、それも誠実さの表れだと思います。
猛男だけには笑顔を見せる。いいね



そしてヒロインの大和ちゃん。

可愛いですほんと。砂川が褒めるだけある。
わざわざ訪ねてきたり毎度毎度お菓子作ってきたり、猛男とまた会えることを喜んでいたり(おそらく)、メルアド聞く為に爆走したり。一生懸命で良い子ですね。声も可愛い。
なんだか無性に愛しさが込み上げて来ます。
可愛いんだけど、誰もが振りかえるような美少女ではない(いや美少女なんだけど)ところがまたグッと来ますね。
いやでもこんな子いないよね...(血涙)



一話はキャラの性格や立ち位置が上手く表現されてました。
演出とかの詳しいことは全然分からないですけど、心理描写やキャラクターの関係性も分かりやすくて良かったです。
疑問に思うようなところもあまりなく、テンポも良くて。ストレスなく見れる一話でした。
今後の3人の関係性に注目です。


じゃあ最後に
EDだけ紹介して終わります。
なんでわざわざED?って思った方もいるかもしれませんが、このEDが好きすぎて紹介せずにはいられませんでした。
何が良いかって、ココです!この砂浜のシーン!

砂浜で撮影してるPV風な演出で、キャラの動きも生き生きしててとても良いです。 これはぜひ動画で見て欲しい。

作画はキャクターデザインをされている濱田邦彦さんが担当されているようです。
ラブライブの某アニメーターさんもTwitterで褒めてました。
良い意味で古臭ささがあってとても自分好みでした。


僕は基本的にアニメのOP、EDが大好きなんですがその中でもこれはずっと心に残ると思います。

まだ見たことない方は曲もとても良いので、EDだけでも是非。

https://youtu.be/MvGupxjbqgs

京アニ信者が見た 響け!ユーフォニアム 1話感想

京都アニメーション新作の響け!ユーフォニアムについて語っていきます!原作は未読。



アニメの内容に入る前にスタッフだけ軽く触れておきます。

 京アニフではお馴染みの多いです。 監督の石原さんはkey三部作やハルヒ、日常などの監督をやっていた人。 今回は中二恋以来(たしか)の監督ということで楽しみです。 
 そして、 シリーズ構成は最近よく名前を見る花田十輝さん。 最近だと艦これ、ラブライブ、中二恋あたりですかね。 
 最後に!一番注目なのはシリーズ演出の山田尚子さんです。けいおんの監督って言えばあ「あぁ~」ってなる人も多いと思います。この人が女子高生を描くってだけで胸が高まりますね。 シリーズ演出って初めて聞いたんですけど、シリーズ全体の演出をする、指揮する人っていう認識であってますかね。間違ってたらすいません。その他のスタッフについては長くなるのでここでは割愛します。




ということでアニメの内容!

 吹奏楽を題材にした青春ものという感じ。
主人公が吹奏楽経験者の主人公が弱小吹奏楽部に入ってうんぬんかんというお話ですね。一話の流れをみる限りでは全国大会を目指す事になるんでしょう。多分。
 改めて京アニは高校特有の雰囲気を出すのが上手いなぁと思いました。
 一話の入学式のみんな浮足だってる雰囲気とかすごく出てました。

桜も綺麗です。

 けいおんのような女の子同士のキャッキャウフフかと思いきや、仲の良い幼馴染の男が出てきたり、そうかと思えばEDでまたすこし百合っぽい演出があったり。
男女の恋愛模様は描かれるんでしょうか。
たまこラブストーリー好きな自分的には是非やってほしいんですけどね。



 ではキャラ紹介というか軽い考察のようなものを。
主人公だけ。

 主人公の黄前久美子ちゃん。

名前もそうですが髪の毛にもちょっと古臭さ感じます。
ポニテにしたら現代っ子って感じですが。
平常時が寝癖にしか見えません。
ずっとポニテでいてくれたらなぁ...
考えがふわふわしていて、目標ややることが定まってないというところではけいおんの唯と似てますね。

吹奏楽辞めるのかと思ったら吹部入っちゃうし。

まぁでも高校一年生なんてそんなもんですよね。少なくとも僕はそんなだったと思います。

いろいろと成長に期待できそうな主人公です。




ここからは気になったシーンについて少し触れていきます。

とても良い泣き顔ですね。ありがとうございます。
 涙の粒が大きいんですよね。萌えアニメとかだと涙の粒が大きいことはよくあるけど、これはその中でも大きいような気がします。
というか京アニの作品は良くも悪くも過剰に演出することがあるので、涙に限らずいろんな表現がおおげさだったりします。




お次はこのシーン!

これぞ山田尚子クオリティ。動画で見ないとわからないと思うんですけど、女の子の細かい仕草にこだわってます。1話のなかだけでも山田さんらしさが結構映像に出ているのでけいおんとかたまこ好きな人は他にも探してみると面白いかもしれません。


気になったシーンはまだまだありますが、めんどくさくなったのでここらへんで終わらせときます。


まとめ

 京アニの音楽ものということで、どうしてもけいおんとダブってしまい初めのころはあまり期待していませんでしたが、けいおんより真面目な部活ものみたいなので二番煎じにはならないそうですね。Freeで京アニは熱血部活ものもやれるって所が分かったのでたのしみですね。

キラキラネームネタで話題性もばっちり!



 音楽を題材にしたアニメって面白いものが多いですよね。 あれとかあれとか。
単純に僕がそういう設定を好んでいるというのもありますけど。
音楽とセットで描かれる青春。楽しみです。

じゃあ今回はこの辺で。

アニメ「四月は君の嘘」を見終わって




 先日無事終わりを迎えた四月は君の嘘について自分なりにいろいろ整理したかったので、感想を書こうと思います。
またこういう記事を書くのは初めてなので、読みづらいものになっているかもしれませんがお許しください。


まずこの作品の要である、かをりがついた嘘について語っていきたいと思います。

かをりは、公生に近づきたいが為に公生の傍にいる友人(渡亮太)が好きだという嘘をつきました。
これは正直言ってかなり悪質な嘘だと思うんです。
もちろん、かをりだって公生に近づきたいという真摯な思いからこの行動をしたんだとは思いますが、結果的に人を黙しているわけなので。

いくら椿の存在があるとはいえ、そんなことしなくても公生に近づく方法なんていくらでもあるんじゃないかと思いました。
公生が一人でいる時を見計らって話しかけるとか。
音楽室には一人でいる事も多かったようですし。
嘘をついて近づく度胸と行動力があるのなら出来そうな気もしますけどね。
この辺は、物語を作る上での都合だったのかなっていう結論になりました。


 ではなぜそんなヒロインらしからぬ行動をしたかをりが魅力的なキャラクターでいられたのか。
一つはかをりが死んだからです。

嫌な書き方になりますが、かおりは死ぬ事によって嘘をついた行為そのものが綺麗に見え、ヒロインでいられる事ができました。死ぬ人間のわがままだから許してよね、ということです。
死は人を美化するという良い例ですね。



そしてもう一つは渡が女の子に対して軽薄な人間だったこと。

渡がもともと一途にかおりを想い接しているわけではないので、嘘をついたかをりだけが責められるのはおかしい、という雰囲気を作りだしています。
かをりが渡に本当のことを話したのかどうかは分かりませんが、最終話でかをりと撮った写真を眺める渡を見ていると、かをりの事が本気で好きだったんじゃないかって気がして、やっぱり可哀想だなぁと思ってしまいます。このあたりは見る人によって解釈がだいぶ違うかもしれません。


 少し話が逸れますが、全体的に渡とかをりの描写が少なかったように感じませんでしたか?
こいつら本当に恋仲(もしくはそれに近い何か)なのかって思いませんでした? 
 これはあまりその描写を入れてしまうと、最終回で視聴者に「渡が可哀想」という気持ちが強くなり、相対的にかをりはひどい女だと思われないようにという制作側(原作)の配慮だったんじゃないかと勝手に思ってます。そのせいで渡の出番は少なくなってるわけですが。



とにかくそういう事があってかをりは可愛いままのヒロインでいられた訳ですね。
エイプリルフールガール。




いろいろ他にも書きたいことはありますが、あんまり長くなりすぎるのでここらへんで感想を締めたいと思います。
四月は君の嘘、セリフは臭いし時々演出がくどいなぁと思って見てましたが、作画のクオリティが高くて面白かったです。
特に演奏シーンなんかは迫力があって見てて飽きませんでした。
演奏のところはAngelBeatsのライブシーンと同じで、実際に演奏する人を撮影したあと絵に描き起こしていたみたいです。作業量が多かったって監督が言ってました。

それとここまで書いておいてなんですが、好きなキャラクターは椿です。
彼女がずっと公生の傍にいられることが出来たらいいなと思います。